ボーイング、日本に研究開発拠点を開設
2024年4月18日 名古屋 - ボーイングは本日、日本に研究開発拠点を開設しました。名称は「ボーイング ジャパン リサーチセンター」で、ボーイング787型機や777型機の主要部品が製造されている名古屋に構えます。
ボーイングにとって、日本は米国外で最大のサプライヤー拠点です。この度の同センターの開設は、日本におけるボーイングのプレゼンス拡大の一環でもあります。また、このセンターの拠点となる名古屋オフィスには、民間航空機関連のサプライヤー企業を支えるボーイングのチームも常駐します。
ボーイングの技術戦略の中核をなす研究開発センターは、米国に5カ所、海外には日本を含む7カ所に拠点があります。ボーイングはさまざまなパートナーと連携しながら、主に以下の研究開発を日本で行います。
- 航空機の設計や製造に取り入れるための最新デジタルツール:モデルベースのエンジニアリングおよび製造技術。
- 複合材:環境負荷を軽減しながら、軽量な複合材の生産能力を増強。そのほか、複合材の新しいリサイクル方法。
- 持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel, SAF) : ボーイングは2030年までにすべての民間航空機が100%SAFで飛行できることを目指し、航空業界は2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を設定。
- 水素技術統合プロジェクト:航空機に関わる水素燃料電池システムのフィージビリティ(実現可能性)を研究。
- ロボティックス:製造現場における安全性や品質向上に資するロボットの役割。
ボーイング ジャパン Twitter公式アカウント(@BoeingJapan)