プレスリリース

ボーイング、ケリー オルトバーグを社長兼CEOに任命

  • 35年以上の経験から航空宇宙業界を熟知する、業界屈指のベテラン

アーリントン発、2024年7月31日 ボーイングは、本日、取締役会にてロバート K.“ケリー”オルトバーグを新しい社長兼CEOに選出したことを発表しました。オルトバーグは2024年8月8日付けで就任し、取締役も務めます。

オルトバーグは、今年3月に退職の意向を表明したデビッド カルフーンを引き継ぎます。カルフーンは2009年に取締役に就任し、2020年1月から社長兼CEOを務めてきました。

スティーブ モレンコフ取締役会会長は、「取締役会はこの数カ月間、新CEO選出のために広範囲にわたる徹底的なプロセスを実施しました。ケリーは、新たな章が始まるボーイングを率いるのに適切な能力と経験を備えています。航空宇宙業界で尊敬を集める経験豊富なリーダーであり、強力な組織の構築や、複雑なエンジニアリングと製造業の企業経営で高く評価されています。私たちは、ボーイングの長い歴史における重要なこの時期にリーダーとなるケリーとともに取り組んでいくことを楽しみにしています」と語っています。

「取締役会はデビッド カルフーンにも感謝しています。カルフーンは、近年の難しい状況の中で舵取りをすべく、まず会長として、その後はCEOとして強力なリーダーシップを発揮しました」(モレンコフ)

オルトバーグは、「象徴的な企業に加わることを大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いでいます。ボーイングには、業界のリーダー、そしてパイオニアとしてのこの上ない豊かな歴史があります。私は、17万人以上の献身的な社員とともに、安全性と品質を第一に、伝統を引き継いでいきます。やるべきことが多くあり、取り組むことを心待ちにしています」と語っています。

現在64歳のオルトバーグは、航空宇宙業界を35年以上率いてきた経験を新たな役職で活かすことになります。1983年にテキサス・インスツルメンツのエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、1987年にロックウェル・コリンズにプログラム・マネージャーとして入社。同社でより重要な役職を務めるようになり、2013年に社長兼CEOに就任しました。ロックウェル・コリンズを5年間率いた後、ユナイテッド・テクノロジーズおよびRTXとの統合を指揮し、2021年にRTXを退社しました。RTXの取締役をはじめ、業界で重要な指導的地位に数多く就いてきたほか、グローバル・テクノロジー企業であり、車両システム・アーキテクチャの業界リーダーであるアプティブの取締役も務めています。また、航空宇宙産業協会(AIA)の元理事長でもあります。

オルトバーグは、アイオワ大学で機械工学の学士号を取得しています。

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