プレスリリース

ボーイング、2024年第1四半期の業績を発表

アーリントン発、2024年4月24日 -

  • 品質と安全の強化対策を継続して実施。
  • 今期の業績は737型機の納入減と737-9型機の一時運航停止を反映。
  • 売上高は166億ドル、GAAP での1株当たりの損失は56セント、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は1ドル13セント。
  • 受注残は金額ベースで5,290億ドル。民間航空機の受注残は5,600機超。

表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

 

 

                                

1四半期

2024

2023

前年

同期比

売上高

$16,569

$17,921

(8)%

GAAP

営業損益

($86)

($149)

NM

営業利益率(損失)

(0.5%)

(0.8%)

NM

純損失

($355)

($425)

NM

1株当たり利益(損失)

($0.56)

($0.69)

NM

営業キャッシュフロー(マイナス)

($3,362)

($318)

NM

Non-GAAP*

中核営業利益(損失)

($388)

($440)

NM

中核営業利益率(損失)

(2.3%)

(2.5%)

NM

1株当たり中核利益(損失)

($1.13)

($1.27)

NM

* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
https://boeing.mediaroom.com/2024-04-24-Boeing-Reports-First-Quarter-Results
※ NM = Not Meaningful(非適用)

ボーイングは本日、2024年第1四半期の業績を発表しました。売上高は166億ドルで、1株当たりの損失(GAAP)は56セント、1株当たり中核損失(non-GAAP)*は1ドル13セントとなりました。

営業キャッシュフローはマイナス34億ドル、フリーキャッシュフローもマイナス39億ドルとなり、民間航空機の納入減を反映したものとなりました。

現金および有価証券への投資額は当四半期期首の160億ドルから75億ドルに減少。一方、負債額は479億ドルとなりました。融資枠として100億ドルを確保しておりますが、引き出しは行われておりません。

受注残高は、第1四半期末時点で、5,290億ドルでした。

主要ビジネス部門ハイライト

民間航空機部門

  • 民間航空機部門の第1四半期の売上高は47億ドルで、営業損失率は24.6%。737型機の納入減と737-9型機の一時運航停止が主要因。
  • 737型機の生産レートを月産38機以下に抑制。米連邦航空局 (FAA) の下、品質改善策を実施。
  • 当四半期の純受注数は125機。主な内訳は、アメリカン航空より737-10型機を85機、エチオピア航空を含む航空会社から大型旅客機777型機を28機受注。
  • 納入機数は83機で、受注残は5,600機超、金額ベースで4,480億ドル。

防衛・宇宙・セキュリティ部門

  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第1四半期の売上高は70億ドルで営業利益率は2.2%。
  • 当四半期は、P-8A哨戒機をカナダ空軍より14機、ドイツ海軍より3機の受注を獲得。米海軍より17機のF/A-18スーパーホーネットと無人機MQ-25に関する契約を締結。MQ-25の契約には、追加2機の練習機が含まれる。
  • 受注残高は610億ドル。そのうち31%が米国外顧客からの受注。

グローバル・サービス部門

  • グローバル・サービス部門の第1四半期の売上高は前年同期比で7%増の50億ドル。営業利益率も18.2%に上昇。民間航空機のサービス契約数の増加を反映。
  • 当四半期は、フロリダ州ジャクソンビルに軍用の整備施設を開設。米海軍が哨戒機P-8の改修契約のオプションを行使。