プレスリリース

ボーイング、2023年第3四半期の業績を発表

アーリントン発,  2023年10月25日 - 

  • 営業キャッシュフローは、45億ドル~65億ドルの黒字見通し。
  • 787型機の納入機数は通期で70~80機、737型機の納入機数は375~400機となる見通し。
  • 787型機の生産レートは月産5機に。737型機の生産レートは今年末に月産38機となる見込み。
  • 民間航空機の納入機数は105機となり、売上高181億ドルを下支え。
  • 総受注残は金額ベースで4,690億ドル。そのうち、民間航空機の受注残は5,100機超。

 

表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)

 

 

                                

第3四半期

2023年

2022年

前年

同期比

売上高

$18,104

$15,956

13%

GAAP

営業損益

($808)

($2,792)

NM

営業利益率(損失)

(4.5%)

(17.5%)

NM

純損益

($1,638)

($3,308)

NM

1株当たり利益(損失)

($2.70)

($5.49)

NM

営業キャッシュフロー

$22

$3,190

NM

Non-GAAP*

中核営業利益(損失)

($1,089)

($3,071)

NM

中核営業利益率(損失)

(6.0%)

(19.2%)

NM

1株当たり中核利益(損失)

($3.26)

($6.18)

NM

* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。

https://boeing.mediaroom.com/2023-10-25-Boeing-Reports-Third-Quarter-Results

※ NM = Not Meaningful(非適用)

ボーイングは本日、2023年第3四半期の業績を発表しました。売上高は181億ドルとなり、1株当たりの損失(GAAP)は2ドル70セント、1株当たり中核損失(non-GAAP)*は3ドル26セントとなりました。

防衛関連の製造コスト増と737型機の納入機数減が圧迫要因となり、今期の営業キャッシュフローはゼロで、フリー・キャッシュフロー (non-GAAP) はマイナス3億ドルでした。

現金および有価証券への投資額は、当四半期期首の138億ドルから134億ドルとわずかに減少。融資枠として100億ドルを確保しておりますが、引き出しは行われておりません。

受注残高は、第3四半期末時点で、4,690億ドルでした。

主要ビジネス部門ハイライト

民間航空機部門

  • 民間航空機部門の第3四半期の売上高は、787型機の納入拡大により、前年同期比25%増の79億ドル。
  • 営業損失率は8.6%。737型機の納入機数の減少や、研究開発費用の増加が主要因。
  • 今年の737型機の納入機数は375~400機となる見込み。同機の生産レートは、今年末までに月産38機となり、2025年~2026年には月産50機となる予定。
  • 787型機の生産レートは月産5機となり、2025年~2026年の同機の生産レートは月産10機となる見込み。同機の今年の納入機数は70~80機。
  • 当四半期は、398機の受注を獲得。内訳として、ライアンエアーより737 MAX10型機を150機受注し、ユナイテッド航空から787型機を50機受注。また、国営航空サウディアより787型機を39機受注。
  • 当四半期の納入機数は、105機。受注残は5,100機超、金額ベースで3,920億ドル。

 

防衛・宇宙・セキュリティ部門

  • 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第3四半期の売上高は55億ドル。
  • 営業損失率は16.9%となり、大統領専用機に関連する製造コスト増として4億8,200万ドルの損失を、人口衛星に関わる契約で3億1,500万ドルの損失を計上。
  • 当四半期は、T-7Aレッドホーク練習機の初号機を米空軍に納入し、米陸軍より21機のAH-64Eアパッチの受注を獲得。
  • 受注残高は580億ドル。そのうち29%が米国外顧客からの受注。


グローバル・サービス部門

  • グローバル・サービス部門の第3四半期の売上高は前年同期比9%増の48億ドル。営業利益率は3%となり、民間航空機のサービス契約数の増加を反映。
  • 当四半期は、150機目となる737-800BCF (旅客機から貨物機へと改造された航空機)を納入し、米海軍よりP-8哨戒機用の訓練アップグレードを受注。また、フィリピン航空とは機体整備におけるデジタル・ソリューションの契約を締結しました。

この件に関するお問合せ先

ボーイング ジャパン広報
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FAX: 03-5223-1900