ボーイング、2023年第2四半期の業績を発表
アーリントン発, 2023年7月26日 -
- 737MAX型機の月産レートを38機に引き上げ、787型機も月産4機に。
- 売上高は198億ドルで営業キャッシュフローは29億ドル。
- 受注残は金額ベースで4,400億ドル。民間航空機の受注残は4,800機超。
表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)
第2四半期 | |||
---|---|---|---|
2023年 | 2022年 | 前年 同期比 |
|
売上高 | $19,751 | $16,681 | 18% |
GAAP | |||
営業利益 (損失) | ($99) | $780 | NM |
営業利益率 (損失) | (0.5)% | 4.7% | NM |
純損益 (損失) | ($149) | $160 | NM |
1株当たり利益(損失) | ($0.25) | $0.32 | NM |
営業キャッシュフロー | $2,875 | $81 | NM |
Non-GAAP* | |||
中核営業利益(損失) | ($390) | $496 | NM |
中核営業利益率 (損失) | (2.0)% | 3.0% | NM |
1株当たり中核利益 (損失) | ($0.82) | ($0.37) | NM |
* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
https://boeing.mediaroom.com/2023-07-26-Boeing-Reports-Second-Quarter-Results
※ NM = Not Meaningful(非適用)
ボーイングは本日、2023年第2四半期の業績を発表しました。売上高は198億ドルで、 1株当たりの損失(GAAP)は25セント、1株当たり中核損失(non-GAAP)*は82セントとなりました。民間航空機の納入機数は増加したものの、防衛・宇宙部門で損失を計上しました。
営業キャッシュフローは29億ドルで、現金および有価証券への投資額は、当四半期期首の148億ドルから138億ドルに減少し、債務額は当四半期期首の554億ドルから523億ドルとなりました。
受注残高は、第2四半期末時点で、4,400億ドルでした。
主要ビジネス部門ハイライト
民間航空機部門
- 民間航空機部門の第2四半期の売上高は88億ドル。
- 研究開発費を含むコスト増で営業損失率は4.3%。
- 737MAXの月産レートを38機に引き上げ、2025~2026年には月産レートを50機にする。今年の納入目標は据え置きの400~450機。
- 787型機の月産レートは4機となり、今年後半には同レートを5機に増やす。2025~2026年には月産10機となる予定。今年の納入目標は70~80機。
- 当四半期は、460機の純受注を獲得。それらには、エア・インディアから220機とリヤド航空からの39機が含まれる。また、ライアンエアーより最大300機の737MAX型機のコミットメントも獲得。
- 当四半期の納入機数は136機で受注残は4,800機超、金額ベースで3,630億ドルとなりました。
防衛・宇宙・セキュリティ部門
- 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第2四半期の売上高は62億ドル。
- 営業損失率は8.5%。有人宇宙船「スターライナー」関連で2億5,700万ドルの損失を計上。
- 戦闘機訓練システムT-7Aプログラムも、製造コスト増で1億8,900万ドルの損失を計上。
- 当四半期は、米空軍がT-7A練習機の初飛行を行ったほか、米陸軍より19機のCH-47チヌークヘリコプターの受注を獲得。受注残高は580億ドルで、そのうち31%が米国外顧客からの受注。
グローバル・サービス部門
- グローバル・サービス部門の第2四半期の売上高は47億ドルに増加。民間航空機のサービス契約数の増加を反映して、営業利益率は18%。
この件に関するお問合せ先
ボーイング ジャパン広報
TEL: 03-5223-2028
FAX: 03-5223-1900