ボーイング、2021年第4四半期および通期の業績を発表
シカゴ発, 2022年1月26日 -
2021年第4四半期
- 737MAXの運航再開は順調に推移。中国での運航再開に向けた動きに進展。
- 売上高は148億ドル。営業キャッシュフローは、7億ドル。
- 787型機に関連して35億ドルを計上。
- GAAP での1株当たり損失は7.02ドル、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は7.69ドル
2021年通期
- 売上高は623億ドル、営業キャッシュフローはマイナス34億ドル、流動資産(現金および有価証券)は162億ドル。
- GAAP での1株当たり損失は7.15ドル、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は9.44ドル
- 受注残は金額ベースで3,770億ドル。民間航空機部門は535機の受注を獲得。
表:決算サマリー(単位100万ドル、ただし1株当たりのデータを除く)
|
第4四半期 |
通期 |
||||
2021年 |
2020年 |
前年 同期比 |
2021年 |
2020年 |
前年 同期比 |
|
売上高 |
$14,793 |
$15,304 |
(3)% |
$62,286 |
$58,158 |
(7)% |
GAAP |
||||||
営業損失 |
($4,171) |
($8,049) |
NM |
($2,902) |
($12,767) |
NM |
営業利益(損失)率 |
(28.2)% |
(52.6)% |
NM |
(4.7)% |
(22.0)% |
NM |
純損失 |
($4,164) |
($8,439) |
NM |
($4,290) |
($11,941) |
NM |
1株当たり損失 |
($7.02) |
($14.65) |
NM |
($7.15) |
($20.88) |
NM |
営業キャッシュフロー |
$716 |
($4,009) |
NM |
($3,416) |
($18,410) |
NM |
Non-GAAP* |
||||||
中核営業損失 |
($4,536) |
($8,377) |
NM |
($4,075) |
($14,150) |
NM |
中核営業利益(損失)率 |
(30.7)% |
(54.7) % |
NM |
(6.5)% |
(24.3) % |
NM |
1株当たり中核損失 |
($7.69) |
($15.25) |
NM |
($9.44) |
($23.25) |
NM |
* Non-GAAPによる算出。ボーイングでは、米国で一般に認められた会計原則(GAAP)に基づき作成された財務報告を補完するものとして特定のnon-GAAP財務情報を提供しています。提供されるnon-GAAP財務情報には、現行の営業活動による財務結果を示すものではない、もしくはそれらと関係がないと思われる特定の主要項目は含まれません。詳しくは下記プレスリリース(英語)をご覧ください。
https://boeing.mediaroom.com/2022-01-26-Boeing-Reports-Fourth-Quarter-Results
※ NM = Not Meaningful(非適用)
ボーイングは本日、2021年第4四半期の業績を発表しました。当四半期の売上高は148億ドルとなり、民間航空機の納入増と防衛部門の売上減を反映しています。1株当たりの損失(GAAP)は7.02ドル、1株当たりの中核損失(non-GAAP)*は7.69ドルでした。
2021年はボーイングにとって再建の年となりました。737MAXの生産機数および納入機数は増え、同機は多くの国々で運航を再開しています。貨物機の売り上げは過去最高となり、民間航空機の堅調な需要増に寄与しました。
第4四半期の営業キャッシュフローは7億ドルとなり、現金および有価証券への投資額は、当四半期期首の200億ドルから162億ドルに減少しました。債務額は当四半期期首の624億ドルから581億ドルに縮小しました。
受注残は、金額ベースで3,770億ドル (期末時点)となりました。
主要ビジネス部門ハイライト
民間航空機部門
- 民間航空機部門の第4四半期の売上高は48億ドルと微増。737MAXの納入増が寄与したものの、ワイドボディ機の納入減が圧迫。
- 当四半期の営業利益率はマイナス93.8%。787型機の関連費用が主要因。
- 737プログラムは、現在月産26機のペースで製造。2022年前半には月産レートを31機に引き上げる予定。
- 2020年11月に米連邦航空局 (FAA) が737MAXの運航再開を承認して以来、同機の有償飛行回数は30万回を超え、信頼性は99%以上 (2022年1月24日時点) となっています。
- 787プログラムにおいては、関連費用として35億ドルを計上。このほか、2023年末までに20億ドルのコストがかかる見通し。
- 787型機の生産レートは、同機の納入再開までは低レートを維持。納入再開後は、月産5機となる見込み。
- 当四半期には、164機の737MAXと24機の貨物機の受注を獲得。納入機数は99機となり、受注残は4,200機超、金額ベースで2,970億ドル。
防衛・宇宙・セキュリティ部門
- 防衛・宇宙・セキュリティ部門の第4四半期の売上高は59億ドルに減少。
- 営業利益率はマイナス4.4%に転落。KC-46A空中給油機プログラムにかかる税引前費用として4億200万ドルを計上。
- 当四半期は、米陸軍特殊作戦部隊へ6機のMH-47G ブロックIIチヌークヘリコプターを納入する契約を獲得。そのほか、無人空中給油機MQ-25による初の空母上での運用試験を完了。
- 防衛・宇宙・セキュリティ部門全体の受注残高は600億ドル。そのうち33%が米国外顧客からの受注。
グローバル・サービス部門
- グローバル・サービス部門の第4四半期の売上高は43億ドルに増加。営業利益率は9.3%に上昇。民間航空機部門のサービス需要増が主要因。
- 当四半期は、米海兵隊へのV-22フリートPBL(Performance Based Logistics) 契約を獲得。米海軍よりF/A-18のランディングギア補修契約を、英国防省よりアッパチ攻撃ヘリコプターの訓練・サポートサービス契約を獲得。そのほか、50機目となる767-300型機から改造された貨物機を納入。
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この件に関するお問い合わせ先
ボーイング ジャパン広報 (TEL: 03-5223-2028 / FAX: 03-5223-1900) |
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